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    海辺のカフカ

    「海辺のカフカ」/村上春樹
    海辺のカフカ海辺のカフカ2

    本を読み出したのは近年という僕の短い短い読書人生。
    読書ってなんだろう?本を読むと何があるのか?そんなことが気になっていた頃の読書感想を発見しました。
    新しい読書体験に出会った時の当時の興奮具合が自分自身にひしひしと。ひしひしと恥ずかしさも連れて。
    本との出会いが遅かったことで、宝の山を見つけた気分になれたあの頃から。
    今も変わらず、本の楽しさは尽きることありません。
    楽しいことは多くの人と共有したいから。の本屋です。

    2008/5/28
    こんなに満たされるのか。

    大袈裟だな、、と思いながらも、事実そう感じてしまう。
    改めて世の中のほとんどが自分の知らないことだと知らされる。
    世界は出会いと発見と知る楽しみに満ちている。

    村上春樹の「海辺のカフカ」を読む。
    それは
    とても僕なんかが見当もつかないような膨大な知識や経験を、(僕にとっては)惜しげもなく贅沢に、密にそしてユニークに詰め込んだ作品だった。
    そして
    無知蒙昧な僕なんかでさえ隅々まで理解できるように丁寧に(けれど面白さを損なうことなく)抜かりなく並べられていた。
    たとえば
    理解するのに個人差があるような哲学的な表現も、僕のように同じく知恵の足らない登場人物に説明するくだりを利用するなどして分かりやすく説明するなど、
    その行き届いた導きは、とても自然に好奇心や知識欲を駆り立て、たとえ専門的な言葉が登場してもその正確な意味を知って文脈をより深く理解したいと思わせるような魅力があった。
    彼の手の平の上(ナビゲーション)は時折口元が緩むくらい居心地良く楽しかった。


    豊富な知識や見識は単純に楽しい。
    物事はいちいち哲学的で、非常に僕好みだった。
    ある意味多様で、ある意味決定的な本質。
    実生活を生きる上でも持っていたい柔軟で誠実な概念。
    登場人物を通して投げかけられる問いかけに多々考えさせられる。
    本当に面白くて、とても有意義な気持ちで満たされる世界に浸ることができた。


    僕の大好きな作品「世界の終わり~」は、SF具合も強くその”サイエンス”フィクションな展開が苦手な人(やや男性向きかもしれない)はひょっとしたら読みにくいかもしれないけど
    「海辺のカフカ」は摩訶不思議な話ながら、ファンタジーではないし、とても読みやすいので是非ともお薦めしたい作品です。本当に読んで欲しい。

    どんな物でもそうかもしれないけれど、
    歳をとって経験や知識を経てはじめて理解できる感情や意味がある。
    カフカでもとくに知っていて分かるようなキーワードが多く含まれていた。
    時間が許すなら、今後何度も読み直して足らない理解を深めたいと思う。
    それはきっと楽しい発見に満ちているに違いない。

    (はせがわ)

    まだまだ再読の機会は廻ってきません。
    けれども内容は、その時見ていた景色や夢のような現実のような不思議な出来事は、よく覚えています。
    世界には目や耳で捉えているもの以外の階層もきっとある。見えないものに心を傾けたくなります。

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